エンジェルトレインがストラタシスとパートナーシップ契約を締結 https://3dprintingindustry.com/news/stratasys-to-3d-print-spare-parts-on-demand-for-angel-trains-145194/

イギリスの鉄道運営大手のエンジェルトレインが、アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスとパートナーシップ契約を締結した。契約によると、エンジェルトレインはストラタシスのFortus450mcプリンターを使い、グラブハンドル、アームレスト、シートテーブルなどのインテリア部品をオンデマンドで製造するという。

パートナーシップ契約の締結について、エンジェルトレインの技術ディレクターのマーク・ヒックス氏は「ストラタシスとともにこのイノベーションを活用できることに誇りを感じています。このソルーションが鉄道業界を技術的制約から解放し、乗客の現在と未来におけるニーズを満たすことを確信しています」とコメントしている。

鉄道車両用部品を3Dプリンターで製造する機運は世界中で高まっているが、イギリスではこのケースが初の試みとなる。

ヨーロッパの研究機関が行った調査によると、鉄道車両用部品のうち、備蓄されている部品の70%程度が実際に使われるずに廃棄されているという。部品を3Dプリンターでオンデマンドで製造することで、在庫コストと部品製造コストを大幅に削減することが可能になる。

ヨーロッパではドイツ鉄道が2015年から鉄道車両用部品を3Dプリンターで製造している。ドイツ鉄道は、今年末までに15,000店の部品を3Dプリンターで製造するとしている。