リーボックが3Dプリントシューズの製造を開始 https://3dprintingindustry.com/news/reeboks-3d-printed-shoe-line-dashes-into-production-137497/

米マサチューセッツ州ボストンに拠点を置くシューズメーカーのリーボックが、3Dプリントシューズの製造を開始する。同社のロードアイランド工場で製造を本格化する。

リーボックは2016年にドイツの化学企業BASFと共同で、3Dプリントシューズのプロトタイプの製造に成功していた。リキッドファクトリーと名付けられた工場で、300ペアのスニーカーシューズが製造され、いずれも注文受付開始から数時間で完売していた。

3Dプリントシューズの製造工程では型を使わないため、デザインの変更が容易に行える。3Dプリントシューズは、基本的にはユーザーそれぞれの足に合わせてカスタムメイドされる。また、3Dプリントシューズにはリバウンド・アウトソールが搭載され、通常のアウトソールよりも高い衝撃吸収性能を確保している。

プロトタイプの3Dプリントシューズの製造ではBASFから供給される原料に制限があり、製造数量が限定された。今回、BASFによる供給が定常化されたため、フルプロダクション実現の運びとなった。

シューズ業界ではリーボック以外でも3Dプリントシューズの製造を始めている。ドイツのアディダスも、アメリカのハイエンド3Dプリンターメーカーのカーボンと共同で3Dプリントシューズの製造を開始している。