シドニー大学にシドニー・マニュファクチャリング・ハブがオープン

シドニー大学にシドニー・マニュファクチャリング・ハブがオープンして話題になっている。シドニー大学ダーリントンキャンパスにオープンした施設には3Dプリンターを含む各種のアディティブ・マニュファクチャリング・デバイスが設置され、デザイン、プロトタイピング、ポストプロセシングなどの作業が行える。施設は大学の研究員に加え、地元の中小企業にも解放される。また、アディティブ・マニュファクチャリングに関するコンサルティングやトレーニングも提供される。

シドニー大学のマーク・スコット副学長は、「シドニー・マニュファクチャリング・ハブは、ダーリントンのテックセントラルに位置しており、政府、産業界、高等教育機関がハイインパクトテクノロジー創出のために協業するとどれだけ素晴らしいことを成し遂げられるかを教えてくれる場所になります。また、アディティブ・マニュファクチャリングのコンセプトは、すべてのオーストラリア人にとっての創造機会を大きく変えることになるでしょう。資源ロスを削減し、サプライチェーンを効率化し、素材の自由度を拡げ、モノづくりそのものを大きく変えるでしょう」とコメントしている。

シドニー大学は、1850年にオーストラリアのニューサウスウェールズ州の州都シドニーに設立されたオーストラリア最古の名門大学。世界大学ランキングでは常に上位にランクインしており、規模、名声ともに総合大学として常に高い評価を受けている。