ポリメーカーがフィラメント保存用ボックスの販売を開始 http://www.polymaker.com/shop/polysmoothpolysher/

上海に拠点を置くFDM3Dプリンター用フィラメントメーカーのポリメーカーが、フィラメント保存用ボックスの販売を開始した。

ポリボックスと名付けられた保存用ボックスは、一般的なフィラメントスプール2本が収納出来るサイズ。フィラメントの湿気への過度な露出を防ぎ、乾燥を保つ。

特にナイロンなどは湿度の高い状態に晒されると、造形精度が著しく下がるとされている。ナイロンフィラメントは常に乾燥させておく必要がある。ナイロンフィラメントのユーザーは、これまでは専用の乾燥保存庫などを使い、湿気対策を施してきていた。ポリボックスで保存しておくことで、プリントに良好なコンディションを保つ事が出来る。

ポリボックスの正面には小型のディスプレイが設置されていて、湿度と温度が表示される。

ポリボックスのアメリカでの販売価格は69.99ドル(約7,700円)。Amazonなどを通じて販売される見込み。

ポリメーカーは米シラキュース大学院の研究生だった中国人留学生シャオファン・ルオ氏ら三人が立ち上げたベンチャー企業。主にFDM方式の3Dプリンター用の高機能、高品質フィラメントの開発・製造を行っている。

ポリメーカーのフィラメントは日本市場でも3Dプリンターユーザーの支持を集めており、国産3Dプリンターメーカーのニンジャボットが推奨フィラメントに採用している。