ナノ・ディメンションがストラタシスの発行済み株式の12.12%を買収

イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスの発行済み株式の12.12%を買収して話題になっている。

NASDAQで取引されているストラタシスの株は、昨年2021年11月8日に37.09ドルの高値を付けた後値を下げ始め、今年2022年7月6日には16.20ドルまで値下がりしていた。本記事執筆時点の2022年7月18日には18.79ドルまで値を戻しているが、今のところ大きく値を戻す傾向は見られていない。

ナノ・ディメンションのヨアヴ・スターン会長兼CEOは、「ナノ・ディメンションがストラタシスの株を購入する理由は、ストラタシスというマーケットリーダーへ戦略的投資を行い、特にアディティブ・マニュファクチャリングとメタル3Dプリンティングの領域にナノ・ディメンションの破壊的テクノロジーを投入することです。ストラタシスのブルーオーシャンな事業領域に進出し、多くのバリューを生み出すことが可能になるでしょう」とコメントしている。

ストラタシスは、2012年にイスラエルの3Dプリンターメーカーのオブジェットと合併しているが、業界関係者の中には、ストラタシスがナノ・ディメンションと合併する可能性を指摘する向きもある。