Velo3Dが2021年度決算を発表

カリフォルニア州キャンプベルに拠点を置く大型メタル3DプリンターメーカーのVelo3Dが、2021年度決算を発表した。それによると、同社の2021年度の売上高は2700万ドル(約31億円)で、前年同期比で45%のプラスとなった。納入したシステム件数は34件で、年間目標の24件を大きく上回った。

Velo3Dのベニー・ビューラーCEOは、「2021年度のパフォーマンスは、特に2021年度第四四半期決算のパフォーマンスは、我々の目標を大きく超えるものとなり、大きな戦略的マイルストーンを達成するものとなりました。また、新シリーズであるサファイアXCシステムを初めて出荷し、2022年度のさらなる成長を呼び込む輝石となりました。サファイアXCシステムに対する需要は大きく、Velo3Dにとっての大きな成長ドライバーになるでしょう」とコメントしている。

Velo3Dは、昨年2021年10月にPAC(特別買収目的会社)のジョーズ・スピットファイア・アクイジション・コーポレーションと合併し、ニューヨーク証券取引所へ上場している。今回の決算発表は、上場後初となる。

Velo3Dのメタルアディティブ・マニュファクチャリング・テクノロジーは、主に航空宇宙などの産業セクターで広く使われている。同社の顧客にはスペースX、ハネウェル、ブーム・スーパーソニック、クロマロイ、ラム・リサーチなどが含まれている。