Velo3DがSPACとの合併を完了

カリフォルニア州キャンプベルに拠点を置く大型メタル3DプリンターメーカーのVelo3Dが、SPAC(特別買収目的会社)のジョーズ・スピットファイア・アクイジション・コーポレーションとの合併を完了させた。これにより、現地時間の10月7日からニューヨーク証券取引所でVLDのティッカーシンボルで同社株式の売買が始まる。新生Velo3DのCEOは、旧Velo3Dの創業者でCEOのベニー・ビュラー氏が務める。

ビュラー氏は、「上場企業になることはVelo3Dにとって大きなマイルストーンです。我が社が成し遂げようとしていることを実現するための大きな力になります。Velo3DのE3Eアディティブ・マニュファクチャリングソルーションは、ミッションクリティカルなメタルパーツ製造コンセプトを再定義しています。我々は、これからもアディティブ・マニュファクチャリング・テクノロジーの限界を引き上げ、顧客とともに妥協なきイノベーションを生み出してゆきます」とコメントしている。

Velo3Dのメタルアディティブ・マニュファクチャリング・テクノロジーは、主に航空宇宙などの産業セクターで広く使われている。同社の顧客にはスペースX、ハネウェル、ブーム・スーパーソニック、クロマロイ、ラム・リサーチなどが含まれる。