サフラン・ランディング・システムズとSLMソルーションズがパートナーシップ契約を締結

フランスの航空機用部品メーカーのサフラン・ランディング・システムズと、ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズが、パートナーシップ契約を締結した。発表によると、サフラン・ランディング・システムズはSLMソルーションズのSLM800プラットフォームを使い、ビジネスジェット用ランディングギアのパーツを製造するという。素材には特殊チタン合金が使われるとしている。

SLMソルーションズのグローバルサービス・ソルーションズ担当副社長のゲアハルト・ビエールートゲブ氏は、「アディティブ・マニュファクチャリングを活用することで型式証明を獲得するための各種の試験に費やす時間を大きく削減できます。我々のSLM800シリーズは、これまで数カ月かかっていた鋳造作業を、わずか数日に短縮することになるでしょう」と説明している。

のサフラン・ランディング・システムズでは、SLM800シリーズを使うことで、ランディングギアの重量を最大15%削減できると見込んでいる。

サフラン・ランディング・システムズは世界最大規模の航空部品メーカーで、主にランディングギアやブレーキングシステムなどを製造している。同社のランディングギアは、航空機製造大手のエアバスやボーイングなどにも採用されている。同社の製品は、これまでに累計で2万機以上の航空機で使われている。