メイド・イン・スペースの宇宙3Dプリンターが運用開始から2年を経過 http://additivemanufacturing.com/2018/03/29/made-in-space-celebrates-two-years-printing-in-space-with-amf/

NASA傘下のベンチャー企業、メイド・イン・スペースが設置した宇宙3Dプリンターが、運用開始から2年を経過した。国際宇宙ステーションISSに設置された宇宙3Dプリンターは、これまでに100点以上のパーツなどを製造した。

2016年に世界で初めて国際宇宙ステーションに設置された宇宙3Dプリンターは、ABS、グリーンPE、PEI/PCなどを素材に各種のパーツを製造してきた。最近までに稼働率が上昇し、現時点でほぼ毎週何らかのパーツを製造しているという。

メイド・イン・スペースのアンドルー・ラッシュCEOは、「宇宙3Dプリンターはミッションクリティカルなパーツやツールを地球から送ってもらうまでの時間をセーブさせてくれるのみならず、現在計画されている火星や月面上に建設予定の居住施設の研究のためのテストベッドとなっています。これまでの2年間で宇宙3Dプリンターが成し遂げてきたことは素晴らしいことばかりです。宇宙3Dプリンターのさらなる活躍に期待しています」とコメントしている。

メイド・イン・スペースは2010年設立。宇宙空間における商業的、工業的製造ソルーションを提供する事を事業目的にしている。同社はこれまでに2台の宇宙3Dプリンターを国際宇宙ステーションに設置している。