ICONのバラードCEOが3Dプリント住宅が住宅業界のテスラになると発言

米テキサス州オースティンに拠点を置く建設3DプリンターメーカーのICONのバラードCEOが、自身のブログで3Dプリント住宅が住宅業界のテスラになると発言して話題になっている。

今月投稿されたブログ記事でバラードCEOは、「未来の住宅は現在の住宅とは全く違うものになるでしょう。少々の違いではなく、完全に違うものになります。現在、世界中で住宅不足が社会問題になっていますが、人々に適切な住宅を供給できなければ我々の未来は暗いものとなるでしょう。そのための解決策を得なければなりません。(建設3Dプリンターが)そのためのベストな方法です。建設3Dプリンターは、従来型の建設方法と違って建設廃材を必要以上にもたらさず、マンパワーも最小限で済ませられます。イーロン・マスクが電気自動車がベストな自動車であるとしたように、我々は3Dプリント住宅がベストな住宅であると考えています。3Dプリント住宅は、住宅業界のテスラになるでしょう」とコメントしている。

ICONは、昨年2021年9月に米テキサス州オースティンで低価格3Dプリント住宅を販売するなど、建設業界でのプレゼンスを強めている。3Dプリント住宅についてICONは、「3Dプリンティング技術は、従来の住宅よりも安全でより復元力のある住宅を生み出します。従来の住宅よりも火事、洪水、台風といった自然災害に強い構造になっています」と説明している。