アジュール・プリンテッドホームズが世界初のリサイクルプラスチック3Dプリント住宅工場を開設

アメリカの建設スタートアップ企業のアジュール・プリンテッドホームズが世界初のリサイクルプラスチック3Dプリント住宅工場を開設して話題になっている。

カリフォルニア州に開設された工場は広さ1万5千平方フィート(約1394平方メートル)の大きさで、独自開発した建設3Dプリンターが設置される。建設3Dプリンターは住宅の基礎部品に加え、ADUと呼ばれる住宅の主要部品をプリントできる。アジュール・プリンテッドホームズによると、建設3Dプリンターを活用することで従来の建設方法よりも70%早く、20%から30%程度安く建設できるとしている。

アジュール・プリンテッドホームズの共同創業者のジーン・エイデルマン氏は、「建設セクターは世界で最も資源を消費している産業セクターです。また、全世界で排出される炭素排出物の20%を排出しています。可能な限りサステナブルなプラスチックをリサイクルすることは、我々の顧客に対する責任であり、未来の世代の人々に対する責任です」とコメントしている。

アジュール・プリンテッドホームズは、2019年に建設業界でキャリアを積んできたのジーン・エイデルマン氏とロス・マグアイア氏が共同で設立した建設会社。建設現場で排出される大量の資源ゴミに問題意識を覚え、世界初のリサイクルプラスチック3Dプリント住宅を設立した。