カリフォルニア州フレスノにホームレス用3Dプリント住宅が建設

カリフォルニア州フレスノにホームレス用3Dプリント住宅が建設され、話題になっている。3Dプリント住宅を建設したのは建設スタートアップ企業の3Dビルディング・イノベーションズ。3ベッドルームサイズの住宅はコンクリート製で、建設にかかった時間は72時間だという。3Dプリント住宅は四軒建設され、月750ドル(約8万2500円)の家賃で利用できるとしている。

3Dビルディング・イノベーションズのジェイソン・ゴベリ氏は、「このプロジェクトを推進していることに非常にエキサイトしています。住宅不足はここフレスノだけが直面している問題ではなく、カリフォルニア州の至るところで起きている問題です。建設3Dプリンターは、そうした問題を解決するソルーションになると思います」とコメントしている。

人口の流入が続くカリフォルニア州、テキサス州、ニューヨーク州、フロリダ州などでは、都市部を中心に住宅不足が社会問題になっている。住宅不足は大工などの建設作業員の雇用コストを高騰させ、建設コスト全体を押し上げる要因となっている。そうした問題に対応するべく、アメリカ各地で建設3Dプリンターを導入する機運が高まっている。