スカルプティオが「ステート・オブ・3Dプリンティング第6判」をリリース

フランスの大手サービスビューローのスカルプティオが、「ステート・オブ・3Dプリンティング第6判」をリリースした。同社の顧客1600社を対象に行った調査を基にしたもので、企業の3Dプリンティング活用状況をまとめている。

対象となった企業の48.1%はヨーロッパ企業で、30%がアメリカ企業、13.1%がアジア企業だった。また、対象者の62%がエンジニアリング関連の従事者で、22%が代表者だった。

3Dプリンターの利用歴では80%の企業が二年以上と回答し、31%の企業が3Dプリンターを毎日利用していると回答した。

3Dプリンターの利用用途では、68%の企業がプロトタイプ製造と回答し、59%の企業がテストモデルの製造と回答した。また、リサーチ・教育が42%、スペアパーツの製造が40%だった。

スカルプティオは2009年設立、当初はフランスを中心にユーザーを広げ、今日までにフランス、スペイン、ドイツ、スイス、アメリカ・サンフランシスコに拠点を設け、主に産業ユーザーを対象に各種の3Dプリンティングサービスを提供している。スカルプティオは2019年にドイツの大手化学企業BASFに買収され、同社の子会社となった。