イタリアのデザインスタジオが3Dプリント・オレンジジュースバーを開発

イタリアのデザインスタジオが3Dプリント・オレンジジュースバーを開発して話題になっている。

開発したのはイタリアのカルロ・ラッティ・アソシエイティ。イタリア最大のエネルギー企業のエニと共同で開発した。

フィール・ザ・ピールと名付けられた3Dプリント・オレンジジュースバーは、高さ3.1メートルの大型ジュースバーで、1500個のオレンジを在庫している。注文を受けるとオレンジを半分に切り、絞ってジュースにする。

ユニークなのはジュースを入れるカップで、絞った後のオレンジの皮をリサイクルして3Dプリンターで製造されている。オレンジの皮はコンテナーに蓄積され、乾燥後粉末にしてPLAペレットと混合されてフィラメントに加工される。フィラメントを3Dプリンターがカップにプリントする。

カルロ・ラッティ氏は、「循環の基本原則は今日必須です。エニとともに、我々はそれを見える形にしようと考えました。このジュースバーを開発することで、オレンジが単にジュースだけでなく、それ以上のものに使われていることを示せると思います」とコメントしている。

3Dプリント・オレンジジュースバーは、来月8日と9日にミラノで開催されるシンギュラリティ大学サミットで展示される。