香港理工大学の3Dプリティング研究所が3Dプリンターでコロナウィルス用フェイスシールドを製造

香港理工大学の3Dプリティング研究所が、3Dプリンターでコロナウィルス用フェイスシールドを製造し、話題になっている。

中国湖北省武漢で発生した新型コロナウィルスは現在、世界的な感染拡大を続けている。一般消費者用マスクが世界的に不足する中、医療関係者が使うフェイスシールドも深刻な不足に見舞われている。香港でも、医療機関におけるフェイスシールドの不足が問題となっていた。なお、現時点での香港内でのコロナウィルス感染者数は80人となっている。

香港理工大学の3Dプリティング研究所は、所内の3Dプリンターを使って1万個のフェイスシールドを製造、地元の医療機関に提供した。同研究所は、今後地元のマスクメーカーなどと共同で生産規模を拡大し、来月3月末までに1日3万個の製造を目指すとしている。

コロナウィルスは、感染者からの飛沫により感染するとされ、感染者に接触する医療関係者にはフェイスシールドの着用が必須とされている。

香港理工大学は1937年創立の、香港西九龍に拠点を置く公立大学である。16,500人の学生を抱える、香港でも有数の公立大学とされる。近年発生した民主化要求デモの拠点となったことでも知られている。