イーストマン・コダックが2016年度決算を発表 https://en.wikipedia.org/wiki/Kodak

アメリカの写真用品メーカー大手のイーストマン・コダックが、2016年度決算を発表した。

発表によると2016年度の売上15億ドル(約1695億円)、経常収支は1600万ドル(約18億円)の黒字だった。米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)を申請した2012年から始めて黒字に転換した。

発表では同社の3Dプリンター関連事業への取り組みも紹介された。2016年に同社はハイエンド3Dプリンター製造ベンチャー企業のカーボンと3Dプリンター用新素材の共同開発契約を締結し、3Dプリンター用素材製造事業をスタートさせた。

イーストマン・コダックは1881年設立。 写真乾板の製法を確立したジョージ・イーストマンがニューヨークで乾板の製造を始めたことに端を発する。以後世界で初めてロールフィルム、カラーフィルムを世に送り出し、一時は世界的な写真用品メーカーとしてその名を轟かせた。

しかし、カメラ・イメージグのデジタル化の波に乗り遅れ、業績が悪化。2012年に米連邦破産法11条申請に追い込まれた。同社はその後経営改善を進め、2013年にニューヨーク証券取引所に再上場している。