NASAが新型火星探査ローバー「パーサヴィアランス」のミニチュア3Dモデルを公開

新型火星探査ローバー「パーサヴィアランス」の打ち上げに伴い、NASAが「パーサヴィアランス」のミニチュア3Dモデルを公開した。ミニチュア3DモデルはSTL形式のファイルで公開され、誰でも自由にダウンロードできる。3Dモデルは、一般的なFDM方式の3Dプリンターでプリントできる。

パーサヴィアランスは、現地時間の2020年7月30日午後8時50分に米フロリダ州ケープ・カナベラル空軍基地から打ち上げられた。打ち上げから57分後にアトラスVロケットから分離され、火星へ向かう軌道に乗った。パーサヴィアランスは、2021年2月18日に火星着陸を予定している。

パーサヴィアランスの着陸予定地は火星の北半球にあるイシディス平原で、かつては湖だったと考えられているエリア。パーサヴィアランスは着陸後、同地で土壌などのサンプルを取得し、地球へのサンプルリターンを目指す。成功すれば、人類史上初の火星からの土壌サンプルリターン実現となる。土壌サンプルは、2026年に欧州宇宙機関の火星探査ローバーが回収し、NASAの地球帰還ロケットに搭載されて地球へ送られる。

パーサヴィアランスは、火星の大気圏内を飛行するヘリコプターのインジェニュイティも搭載している。インジェニュイティが火星での飛行に成功すれば、それも人類初の快挙となる。

パーサヴィアランスは直訳すると「忍耐」という意味。パーサヴィアランスという名前は、NASAが実施したローバー名付けコンテストによって選ばれた。名前を付けたのは米バージニア州レイク・ブラドッグ中学校のアレックス・マザー君。マザー君が書いた「火星への道にはいくつもの困難があるが、我々人類は決してあきらめない」という詩から名付けられた。