Formnext 2020が開催を断念、バーチャル展示会を開催へ

世界最大規模のアディティブ・マニュファクチャリング関連展示会のFormnext 2020が開催を断念し、、バーチャル展示会を開催することとなった。新型コロナウィルスの世界的な感染拡大が続く中、Formnext 2020はドイツ・フランクフルトで2020年11月10日から13日までの四日間開催される予定だった。

Formnext 2020を主催するマサゴ・メッセ・フランクフルトGmbHによると、Formnext 2020は当初、フランクフルト市が規定する健康・衛生基準に準拠する形でオンラインとオフラインの両方で開催される予定だった。

マサゴ・メッセ・フランクフルトGmbHのペトラ・ハーバーガー社長は、「現時点のドイツおよびヨーロッパでの新型コロナウィルスの感染状況を鑑みるに、出展者と来場者の双方への感染リスクは低くないと判断しています。また、当局による国内旅行の規制強化などもあり、今回の決定に至りました。Formnext 2020の開催準備に多くの時間を投じてきましたが、バーチャルでの展示会を開催することになりました」とコメントしている。

Formnexコネクトと名付けられたバーチャル展示会は、2020年11月10日からオンラインで開催される。バーチャル展示会では、出展者によるプレゼンテーション、バーチャル会議、オンデマンド・コンテンツ配信などが行われる。

本記事執筆時点でのドイツの新型コロナウィルス感染者数は24万8814人、死者数は9399人に達している。ドイツを含むヨーロッパ全体での新型コロナウィルスの感染ペースは収まりつつあるが、感染の収束には至っていない。