アメリカの大手3DプリンターメーカーでNASDAQ上場のストラタシスが2024年度決算を発表した。それによると、同社の2024年度の売上高は5億7250万ドル(約858億7500万円)で、前年の6億2760万ドル(約941億4000万円)から8.8%のマイナスとなった。経常収支は1億2030万ドル(約180億4500万円)の赤字だった。ストラタシスが保有する2024年12月末日時点の現金および現金相当資産の総額は1億5070万ドル(約226億500万円)となった。
ストラタシスのヨアヴ・ツァイフCEOは、「2024年度通年と2025年度のはじめにおいては、アディティブ・マニュファクチャリング業界でのポジションとリーダシップを強化するための重要なキーステップをとってまいりました。マクロ経済の向かい風など業界の状況は決して良くはありませんが、適正な利益とキャッシュフローを確保するという努力を実らせることはできました。今後も会社のレジリエンスと組織の効率性を追求してまいります」とコメントしている。
2025年度通年の見通しについては、売上高5億7000万ドル(約855億円)から5億8500万ドル(約877億5000万円)、調整後EBITDA4400万ドル(約66億円)から5000万ドル(約75億円)を見込んでいる。
売上高の内訳では、2025年度の売上高のうち、インダストリアル・アプリケーションの売上高が全体の36%を占めると予想している。