アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、2022年度第二四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1億4000万ドル(約189億円)で、前年同期比で13.8%のマイナスとなった。
2022年度上半期(1月~6月)の売上高は2億7300万ドル(約368億5500万円)で、前年同期比で11.5%のマイナスとなった。同期間中の経常収支は3300万ドル(約44億5500万円)の赤字で、前年同期の960万ドル(約12億9600万円)の赤字から大幅に増加した。
調整後EBITDA(利子・税・減価償却前利益)は260万ドル(約3億5100万円)の赤字で、1株あたり0.26ドル(約35.1円)の赤字だった。
2022年度第二四半期末(2022年6月30日)時点で同社が保有する現金と短期投資の総額は6億3820万ドル(約861億5700万円)だった。
スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブス社長兼CEOは、「この第二四半期は、我々の期待を下回る結果になりました。お客様からの受注を阻害したサプライチェーン停滞や、利益率を大幅に下げたコストインフレーション、国際取引におけるドル独歩高といった、それぞれの影響を多分に受けています。また、マクロセクターの状況も、特にキーとなるお客様の支出が縮小していることを示しています。今後さらなるコスト削減を進め、財務内容を強化してゆきます」とコメントしている。