ストラタシスが2021年度第二四半期決算を発表

アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、2021年度第二四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上高は1億4700万ドル(約161億7000万円)で、前年同期比で25%増加した。新型コロナウィルスの世界的な感染拡大の影響を受けた去年の業績から持ち直した結果となった。

2021年度第二四半期決算について、ストラタシスのヨアヴ・ツァイフCEOは、「前年同期比で25%の成長というこの強固な結果は、全世界のすべてのエリアとすべてのビジネスラインの売上増加の結果です。マニュファクチャリングへのフォーカスがビジネスチャンスを拡げ、ソフトウェアビジネスにおけるエコシステム・パートナーシップによるマネタイズを増やしました。また、医療と歯科医療のビジネスも拡大しました。ヘルスケアの領域でのプレゼンスを拡げるという我々の戦略が成功していることを示しています」とコメントし、業績拡大の背景を説明している。

ツァイフCEOは、3Dプリンティングにおけるプロトタイピングからマスプロダクションへの移行は現在も続いており、今後も技術、ソフトウェア、素材への投資を続けるとしている。

2021年度第二四半期決算の発表を受け、NASDAQで取引されている同社の株は、前日の終値から約10%値上がりして取引を終えた。