オークリーがHPのマルチジェット・フュージョン3Dプリンターを採用

カリフォルニア州オレンジ郡に拠点を置くスポーツブランドのオークリーが、HPのマルチジェット・フュージョン3Dプリンターを採用する。オークリーはHPのジェットフュージョン580アディティブ・マニュファクチャリングシステムを使い、アイウェアのプロトタイプ製造や、各種のファンクショナルパーツの製造などを行う。

オークリーのデザイン担当部長のニコラス・ガーフィアス氏は、「ワールドクラスのアスリートは、我々に最高水準の製品を提供することを期待しています。HPの革新的な3Dプリンティング技術を活用することで、デザインからプロダクションまでのリードタイムを加速できるのみならず、製品づくりそのもののコンセプトを再構築し、スポーツパフォーマンスを新たなレベルへ押し上げることが可能になります」とコメントしている。

オークリーは1975年設立、アイウェアメーカーのルクソティカの子会社として活動を開始し、以後スポーツ用アイウェア、サングラス、ヘルメットなどを製造している。「Technology Wrapped in Art」(芸術的なデザインによって包括された技術)をメインコンセプトとし、「あらゆる状況下においてどのように眼を守るか」をテーマに、各種の製品を開発している。