SLMソルーションズがアディティブ・マニュファクチャリング用知的財産保護を強化へ

ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズが、アディティブ・マニュファクチャリング用知的財産保護を強化する。デジタルサプライチェーンソフトウェア開発のアイデンティファイ3Dと共同で、データ保護とライセンス管理システムを開発する。

アイデンティファイ3Dは、SLMソルーションズの3Dプリンターで使われる3Dモデルデータの、デザインから実行までのプロセス全体のセキュリティを確保するソフトウェアを開発する。データの流出や盗難を防止するため、すべてのデータは暗号化され、それぞれのトレーサビリティが確保される。

アイデンティファイ3Dのチーフ戦略オフィサーのステファン・トーマス氏は、「アイデンティファイ3Dのソフトウェアはユーザーのワークフローを統合し、新たなレベルのセキュリティを提供します。ユーザーはそれぞれのパーツのプリント可能数を設定したり、プリントされた後に不必要なデータを自動的に削除するよう設定できます。すべてのプロセスは検証可能で、トレーサビリティも確保されます」とコメントしている。

同セキュリティシステムは、今月シカゴで開催されるアディティブ・マニュファクチャリングユーザーグループの年次総会で展示される。