ダウ・ケミカルが3Dプリンター用素材市場へ参入 https://en.wikipedia.org/wiki/Dow_Chemical_Company

ダウ・ケミカルが3Dプリンター用素材市場へ参入する。ダウ・ケミカルは、独自開発した3Dプリンター用サポート素材「EVOLV3Dユニバー^サル・サポート・マテリアル」をリリースする。

ダウ・ケミカルは今年初めにソリッドワークスの世界イベントソリッドワークス・ワールドでSLA3Dプリンター用樹脂「リキッド・シリコン・ソルーションLC3335」をリリースしていた。同社はまた、ドイツの3Dプリンターメーカーのジャーマン・レップラップとの協業開始や、マサチューセッツ工科とマニュファクチャリング・ハブを設立するなど、3Dプリンターの領域への関与を強めて来ていた。

ダウ・ケミカルは今年9月にデュポンと合併したが、デュポンもナイロンフィラメントメーカーのタウルマン3Dと協業し、高機能ナイロンフィラメントの開発などを行っていた。

EVOLV3Dユニバー^サル・サポート・マテリアルは水溶性のサポート素材で、3Dプリント時は構造的インテグリティを発揮して本マテリアルを強力にサポートする。EVOLV3Dユニバー^サル・サポート・マテリアルは特にオーバーハングが多いデザインの造形などに適しているという。

ダウ・ケミカルは1897年設立、ミシガン州ミッドランドに拠点を置く世界最大の老舗化学メーカー。元々は漂白剤と臭化カリウムの製造メーカーとして誕生した。これまでにユニオンカーバイドを買収するなどして規模を拡大し、デュポンに代わって世界最大の化学メーカーとなった。