スキャン・ザ・ワールドがクラウドファンディング・キャンペーンを開始

世界中の歴史遺産や芸術品などの3Dファイルをライブリー化しているスキャン・ザ・ワールドが、運営資金調達のためのクラウドファンディング・キャンペーンを開始する。3Dモデルマーケットプレースのマイミニファクトリーで今月6月27日から一カ月間行われる。

スキャン・ザ・ワールドは2014年設立。これまでに世界中の歴史遺産などを3Dスキャナーでスキャンし、3Dファイルにしている。これまでにロンドンのビクトリア・アルバート博物館、デンマークのステートゥン・クンスト博物館、ソーバルデンズ博物館、スウェーデンの国立美術館の展示品など2万点をスキャンし、ライブラリー化している。

スキャン・ザ・ワールドはまた、Google傘下のGoogleアート・アンド・カルチャーと共同で、世界中の彫刻などの芸術品を3Dファイルかするプロジェクトも立ち上げている。

クラウドファンディングで調達する資金は、スキャン・ザ・ワールドの運営資金のほか、3Dファイルのプリント方法などを説明するチュートリアル映像の製造などにも使われる。クラウドファンディングのバッカーには3DモデルのSTLファイルのほかに、スキャン・ザ・ワールドのオリジナルTシャツなどが贈られる予定。