アメリカ・テキサス州に拠点を置く建設3Dプリンターメーカーで3Dプリント建設企業のICONが、従業員の25%にあたる114名をレイオフする。ICONがテキサス州政府労働者委員会へ提出した書類から明らかになったもので、「我が社の事業の成長機会に対して最大の結果を求めて投資を続けるという前提で、(従業員のレイオフという)難しい経営判断を迫られるかたちとなりました」と説明している。
今回のレイオフは、同社が昨年に実施した全従業員の20%に対して行ったレイオフに続くもので、今年2025年3月8日付けで実施される。
ICONは直近のニュースリリースで、「最先端の技術を使って人類の未来を築き上げるという我々のミッションに変わりはなく、今後も住宅、ホスピタリティ、ソーシャルといった分野において各種のキープロジェクトを進めてゆく予定です」と説明している。
ICONは2017年設立の、アメリカの独立系建設スタートアップ企業。独自開発した建設3Dプリンターを使い、低コストで高品質の住宅などを供給することを事業目的に掲げている。同社はこれまでにベンチャーキャピタルなどから総額で4億5000万ドル(約697億5000万円)の資金を調達している。