ウサイン・ボルト氏とスプリントレイが共同プロジェクトを開始

陸上100メートル走世界記録保持者のウサイン・ボルト氏と、米カリフォルニア州ロサンゼルスに拠点を置く歯科医療用3Dプリンターメーカーのスプリントレイが、共同プロジェクトを開始した。「ボルト・ラボ・パワード・バイ・スプリントレイ」と名付けられたプロジェクトは、ボルト氏の母国ジャマイカに3Dデンタルラボ付きの歯科医療施設の開設を目指すもので、特にジャマイカの過疎地域の住民に歯科医療サービスを提供するもの。ボルト氏が開設したボルト基金と、ジャマイカ歯科医師会も協力している。

プロジェクトの立ち上げについて、スプリントレイのエリッヒ・クレイドラー社長は、「スプリントレイの最大の価値は、すべての人に我々の歯科医療領域での経験値を提供することです。時間とスピードを最大活用することについて、ウサイン・ボルト氏ほど人々に影響を与えられる人は存在しません。世界の人々に適切な歯科医療の提供を目指すこのプロジェクトは、人口10万人あたり1人の歯科医師しか存在しないジャマイカでスタートを切ります」とプレスリリースで説明している。

ウサイン・ボルト氏はまた、スプリントレイのグローバル・ブランド・アンバサダーにも就任した。契約期間は5年間で、同期間中ボルト氏はスプリントレイが主催するセミナーなどでスピーカーを務める。