エイピス・コアが米証券取引委員会からレギュレーションA+認証を取得

ロシアの3Dプリンティング建設企業のエイピス・コアが、米証券取引委員会(SEC)からレギュレーションA+認証を取得した。これにより、エイピス・コアは今後12カ月間において、投資家から最大で7500万ドル(約86億2500万円)の投資を受けることが可能になった。

エイピス・コアの創業者でCEOのアンナ・チェニウンタイ氏は、「(レギュレーションA+認証取得により)建設業界に革命をもたらすという我々の冒険における重要なマイルストーンに到達できたことを嬉しく思います。建設3Dプリンティング技術に多くの時間と努力を投じてきましたが、今後も建設業界の来るべき姿を実現するために努力を重ねてまいります」とコメントしている。

エイピス・コアの建設3Dプリンターはテレスコピックアーム方式で、センタープラットフォームを中心に稼働する仕組みになっている。住宅内で稼働出来、トラックなどでの運搬が簡単なのも特徴となっている。同社の建設3Dプリンターは、これまでにロシア・モスクワをはじめ、UAEのドバイ、米フロリダ州などで稼働している。

レギュレーションA+は、米証券取引委員会が2015年に制定したクラウドファンディングによる資金調達に関する認証。投資家に対するリターンが設定でき、投資家にとってもメリットが大きな仕組みとなっている。