ユニフォーミティ・ラブズが3835万ドルの資金調達に成功

米カリフォルニア州フリモントに拠点を置く3Dプリンター用メタルパウダー製造のユニフォーミティ・ラブズが、3835万ドル(約40億2675万円)の資金調達に成功した。シリーズBとなるラウンドに出資したのはIPグループ、オライオン・リソース・パートナーズなどのベンチャーキャピタルを筆頭とする投資グループ。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。ユニフォーミティ・ラブズは、調達した資金を製品開発とマーケティングに投じるとしている。

ユニフォーミティ・ラブズは2014年設立。主にSLS3Dプリンターやパウダーベッド・フュージョン3Dプリンターで使われるメタルパウダーを製造している。同社のメタルパウダーは多孔性が15%から30%と競合製品の40%から50%よりも低いのが特徴で、高密度で精度の高いプリンティングを可能にするとしている。特にパウダーベッド・フュージョン3Dプリンターでは、スループットが3倍から10倍向上するとしている。

出資したIPグループのマイケル・ブリーチュカCEOは、「同社に創業期から投資している我々は、ユニフォーミティ・ラブズがアディティブ・マニュファクチャリングの世界を完全に破壊してくれることを期待しています。同社のチームは非常に素晴らしい仕事をしています。イノベーティブなハードサイエンス企業に特化して投資するという我々のフォーカスに、同社は完全に合致しています」とコメントしている。