フェデリコ・ファジン氏がROBOZEに投資、アドバイザリーボードメンバーに就任

イタリアの著名物理学者のフェデリコ・ファジン氏が、イタリアの3DプリンターメーカーのROBOZEに投資し、同時に同社のアドバイザリーボードメンバー兼技術コンサルタントに就任することがわかった。ファジン氏はROBOZEの経営陣に対し、アディティブ・マニュファクチャリング・ソルーションに関する技術的なアドバイスを提供する。

ファジン氏は1941年にイタリアのヴィチェンツァ生まれ、パドヴァ大学で物理学の博士号を取得、インテルで世界初のマイクロプロセッサインテル4004の設計に関わったことで知られている。インテル勤務後、世界初のマイクロプロセッサー専業メーカーのザイログを設立し、CEOとして1980年まで同社を率いた。ファジン氏は、現在もザイログの会長を務めている。

ROBOZEのアドバイザリーボードメンバー就任についてファジン氏は、「数年前、ROBOZE創業者のアレッシオ・ロルッソ氏にお会いしましたが、その見識の高さと創造性、そして組織を率いる力に感銘を受けました。ROBOZEのメンバーになるというオファーを受けた時は即座に受諾しました。私の経験を活用していただき、ROBOZEがイタリアの企業として世界的な競争にさらに伍して行けることを期待しています」とコメントしている。

Robozeは2013年設立、イタリアのバーリに拠点を置く3Dプリンターメーカー。航空宇宙や自動車などの業界ユーザーを中心にユーザーを増やしている。