アレフ・オブジェクツがノースダコタ州へ移転

デスクトップ3DプリンターLulzbotを製造している3Dプリンターメーカーのアレフ・オブジェクツが、長らく拠点としてきたコロラド州からノースダコタ州へ移転する。先月実施されたファーゴ・アディティブ・マニュファクチャリング・イクイップメント3Dによる買収に伴うもの。

アレフ・オブジェクツの移転についてノースダコタ州のダグ・バーガム知事は、「(アレフ・オブジェクツの同州への移転は)ファーゴ・アディティブ・マニュファクチャリング・イクイップメント3Dにとってエキサイティングな出来事であり、ノースダコタ州の経済にとっても喜ぶべきことです。アレフ・オブジェクツの最新のテクノロジーを歓迎し、起業家的なエコシステムが多くの雇用を生むことを期待します」とコメントしている。

アレフ・オブジェクツは2011年設立。デスクトップ3DプリンターLulzbotを中心に3Dプリンターコミュニティに製品を供給してきたが、2018年頃より経営が悪化、今年に入って全従業員の80%をレイオフするなど経営の立て直しを急いでいた。同社は今年11月にファーゴ・アディティブ・マニュファクチャリング・イクイップメント3Dに買収され、同社の子会社となった。