カンザス州の歯科医師が3Dプリンターで新型コロナウィルス検査用スワブを製造

米カンザス州の歯科医師が3Dプリンターで新型コロナウィルス検査用スワブを製造し、話題になっている。

新型コロナウィルス検査用スワブを製造しているのはカンザス州オーバーランド・パークで開業しているコーリー・カークガード歯科医師。カンザス州でも新型コロナウィルスの感染拡大が続いており、歯科医院も営業停止を余儀なくされている。歯科医院が休業している間に、医院で使用している3Dプリンターで新型コロナウィルス検査用スワブを製造することを思いついたという。

カークガード歯科医師によると、3Dプリンターで一日あたり300個の検査用スワブを製造できるという。製造された検査用スワブは、これまでにカンザス州内に設置されたドライブスルー検査場などに納入された。

カークガード歯科医師は、「(製造された検査用スワブは)これまでにカンザス州内の五つの郡に提供されました。新型コロナウィルスの検査が進むことで、新型コロナウィルス感染状態の人口動態的調査が進むことが期待できます」とコメントしている。

本記事執筆時点でのカンザス州の新型コロナウィルス感染数は2292人に達し、死亡者数は111人となっている。アメリカ全体での新型コロナウィルス感染者数は85万2703人に達し、死亡者数は4万7750人となっている。