TCTアジア展示会が上海で開催

新型コロナウィルスの世界的な感染拡大に伴い、当初今年2月19日から開催される予定だったTCTアジア展示会が、今日から三日間中国・上海の上海新国際展示場で開催される。220社の出展者が参加するアジア随一の展示会は、新型コロナウィルスのパンデミックの中で行われる初のアディティブ・マニュファクチャリング関連展示会となる。

展示会の主催者のSNIEC社は、出展者と来場者の健康と安全を確保するため開催を延期する必要があると判断し、展示会を二度延期していた。中国国内での新型コロナウィルスの感染が収束の兆しを見せたとして、今回の開催に踏み切った。

展示会では来場できない人を対象としたZoom商談会を開催するなど、新たな取り組みを始めている。中国は現在、アメリカ、ヨーロッパなどの主要国からの入国に制限をかけている。

新型コロナウィルスの感染拡大により、主要なアディティブ・マニュファクチャリング関連展示会が開催中止に追い込まれている。これまでにRAPID+TCT2020展示会、アディティブ・マニュファクチャリング・ユーザーグループ年次総会、IDテック展示会、3Dプリンティング・コングレス展示会などが開催中止となっている。