Xometryがプロダクトソーシング企業のトーマスを買収

メリーランド州ガイザーズバーグに拠点を置く産業用マーケットプレース運営のXometryが、プロダクトソーシング企業のトーマスを買収した。発表によると、買収金額は3億ドル(約342億円)で、トーマスの株主に現金とXometryの株式が支払われるという。トーマスの買収により、Xometryのグローバル・マーケットプレースがさらに拡大することになる。

トーマスの買収についてXometryのランディ・アルトシューラーCEOは、「Xometryとトーマスは、製造業にデジタルトランスフォーメーションをもたらすという共通のミッションを有しています。製造業は、グローバルエコノミーにおける最大の産業セクターであり、イノベーションを産む源泉です。トーマスは強いブランドエクイティ、顧客との信頼関係、ファネル全体をカバーするマーケティングアセットなど、我々のデジタルマーケットプレースに有益な多くの資産を有しています。合併により、さらに新しいサービスやクロスセルの製品を提供できるようになるでしょう」とコメントしている。

Xometryは2013年10月設立。3DプリンティングやCNCマシニングに特化したオンデマンド・マーケットプレースを運営しており、顧客にはBMW、GE、NASA、アメリカ陸軍などが名を連ねている。同社のユーザー数は、アメリカ国内の中小企業を中心に5,000社に達している。