Amazonがユーザーの3Dボディースキャニングサービスの実験を開始

Amazonがユーザーの3Dボディースキャニングサービスの実験を開始した。Amazonのニューヨークオフィスで行われるもので、ユーザーのボディースキャニングデータを20週間保存し、各種の分析などに利用される。参加者には250ドル分のAmazonギフトが贈られるという。

Amazonが3Dボディースキャニングサービスの実験を開始した背景には、消費者の返品率を下げる事でオペレーションコストを削減する戦略がある。オンラインリテーラーにとっては返品を大きな問題で、返品にかかるコストと手間が負担になっている。消費者の正確な3Dボディースキャニングデータを確保する事で消費者に適したサイズの服を提供する事が可能になり、同時に返品率を下げる事が可能になると期待されている。

ある関係者は、Amazonが消費者の3Dボディースキャニングデータを蓄積する事で、将来的にはアパレル3Dプリンターなどで消費者の体にフィットした服を直接プリントする事も可能になるとしている。

なお、今回のプロジェクトはAmazonが昨年10月に買収したスタートアップ企業のボディー・ラブズが行っている。。ボディー・ラブズは2013年設立、3DボディースキャニングデータをAIを使って解析するソルーションを提供している。