イギリスのウェストヨークシャー警察が証拠資料作成用に3Dプリンターを導入 http://www.telegraph.co.uk/west-yorkshire-police/

イギリスのウェストヨークシャー警察が、証拠資料作成用に3Dプリンターを導入し、話題になっている。

ウェストヨークシャー警察が導入したのはブラッドフォードに拠点を置く3Dプリンターメーカー、ホーク3DのデルタWASP40 703Dプリンター。ウェイクフィールドにあるウェストヨークシャー警察本部へ設置され、同警察の地域科学支援ユニットが利用するという。

ホーク3DのデルタWASP40 703Dプリンターは、最大400mm x 400mm x 700mmの造形サイズまで出力可能。素材にはABSまたはナイロンが使われる。

犯罪現場のミニチュアモデルを裁判に証拠資料として提出することで、裁判官や裁判員により具体的な犯行現場のイメージをしてもらい、有力な証拠として採用してもらえるとしている。

近年刑事裁判で3Dプリンターと3Dスキャナーによって製造された犯罪現場のミニチュアモデルが世界的に多用され始めている。ウェストヨークシャー警察以外にも、アメリカやヨーロッパを中心に3Dプリンターを導入するケースが増え始めている。なお、ウェストヨークシャー警察は2008年からすでに3Dレーザースキャナーを利用しているという。