イタリアの3Dプリンティング会社がフィラメントエクストルーダーを299ユーロで販売 https://felfil.com/felfilevo-filament-extruder/

イタリアの3Dプリンティング会社のフェルフィルが、フィラメントエクストルーダー「フェルフィル・EVO」を299ユーロ(約40,300円)で販売している。組み立てキットのベーシックが299ユーロ、コンプリート599ユーロ(約80,800円)、完成品が719ユーロ(97,000円)となっている。

フェルフィルは2015年に同式のフィラメントエクストルーダーをキックスターターでも販売していた。フィラメントエクストルーダーは完全オープンソースで、ユーザーは自由にカスタマイズできるとしている。デザインなどのファイルはすべてGitHubで入手できる。

フィラメントの素材はペレットか使用済みのフィラメントが利用できる。最大溶融温度は250℃で、1時間に150グラムのスピードでエクストルードできる。フェルフィルではPLAのペレットも販売しており、価格は3キログラムで40ユーロ(約5,400円)となっている。フェルフィルでは、一般的なフィラメントを購入するよりもペレットからフィラメントを製造することで、フィラメントのコストを最大で三分の一程度にできるとしている。

ペレットや使用済みフィラメントを素材にするフィラメントエクストルーダーのニーズは静かに広がっている。オーストラリアの環境保護団体も、海洋ゴミのプラスチックを素材にしたリサイクル用フィラメントエクストルーダー開発プロジェクトを立ち上げ、話題になった。