カナダ・アルバータ州で低コスト3Dプリント住宅建設プロジェクトが始動

カナダ・アルバータ州で低コスト3Dプリント住宅建設プロジェクトが始動し、話題になっている。現地メディアの報道によると、プロジェクトを立上げたのは、世界最大のセメントメーカーのフランスのラファージュのカナダ現地子会社のラファージ・カナダ・ウェスト。カナダの3Dプリント住宅メーカーのnidus3Dと共同で、デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルが開発した「COBOD2」を使い、アルバータ州南部の郊外に複数の3Dプリント住宅を建設する。

nidus3Dは、これまでにアルバータ州の先住民族居住地域のシクシカネーションに16棟の3Dプリント住宅を建設した実績を持つ。シクシカネーションに建設した3Dプリント住宅には、ドメスティックバイオレンスの被害を受けた先住民族などが入居するという。

ラファージ・カナダ・ウェストの社長兼CEOのブラッド・コール氏は、「nidus3Dと我々の共同の目標は単なるイノベーションを超えたものです。このプロジェクトは、カナダが直面している手頃な住宅不足と言う社会問題に対応し、サステナブルなコンストラクションを通じてレジリエントでインクルーシブ未来を作り上げることを目指しています」とコメントしている。

カナダでは、トロント、モントリオール、バンクーバーなどの都市部を中心に住宅不足と住宅価格高騰が深刻な社会問題になっている。戸建て住宅の価格高騰に合わせて賃貸物件の家賃も高騰し、カナダ市民の生活コストを押し上げている。