チャック・ハル氏が米国技術革新勲章を受章

SLA(光造形)方式3Dプリンターの特許取得者でスリーディーシステムズ創業者のチャック・ハル氏が、ジョー・バイデン大統領から米国技術革新勲章(National Medal of Technology and Innovation)を授与された。ステレオリソグラフィー技術の基本部分を発明し、3Dプリンターの創世記を築いたことなどが評価された。

現地時間の今週火曜日にホワイトハウスで開催された記念式典でバイデン大統領は、「イノベーションを生み出し、最先端マニュファクチャリングをリードしてきたことは、アメリカの経済的および技術的な基礎を築き上げる結果をもたらしました」とコメントし、ハル氏の功績を評価した。

バイデン大統領は、自身のX(旧Twitter)のアカウントで授与式の様子をおさめた動画を公開し、フォロワーから多くのエンゲージメントを受けていた。

米国技術革新勲章は、特にテクノロジーとイノベーションの分野で功績を残した人に授与される科学技術系の勲章としてはアメリカでもっとも権威ある賞とされる。

チャック・ハル氏は、1984年にSLA方式の3Dプリンターの特許を取得し、同時にスリーディーシステムズを設立した。同氏は現在もスリーディーシステムズの技術顧問を務めている。