カリフォルニア在住の工業デザイナーがオープンソース・リサイクラーを公開

カリフォルニア在住の工業デザイナーが、オープンソース・リサイクラーを公開して話題になっている。「ポリフォーマー」と名づけられたリサイクラーを開発したのはライテン・チェン氏。使用済みのミネラルウォーターボトルを原料に、1.75mm径のフィラメントにリサイクルできる。「ポリフォーマー」の構成部品はすべて公開されていて、一般的なFDM方式の3Dプリンターでプリントできる。

「ポリフォーマー」のリリースについてチェン氏は、「私は、未来の社会では、多くの製品が家庭内やコミュニティセンターに設置された3Dプリンターで作られるようになると予想しています。そして、そうした製品が寿命を迎えるとリサイクラーでリサイクルされ、再び別の製品を作るための原料となります。まだそうした社会は実現していませんが、コミュニティ全体で努力をし続ければ必ず実現すると信じています」とコメントしている。

チェン氏は、これまでにマイクロソフトのサーフェス・スマートウォッチや、ASUSのARグラス、Eurydiceヘッドフォン、無印良品のスマートゴミ箱などの製品をデザインしてきている。

なお、「ポリフォーマー」の部品の3Dファイルや、ステップバイステップガイドなどは、すべてチェン氏のGitHubアカウントに公開されている。