英国シュロップシャーのスタートアップ企業が漁網リサイクル3Dプリンターフィラメントの販売開始

英国シュロップシャーのスタートアップ企業の3DPrintz Limitedが、漁網リサイクル3Dプリンターフィラメントの販売を開始する。地元のフィラメントメーカーのフィッシー・フィラメントと共同で製造・販売する。

3DPrintz Limitedの取締役イアン・ファルコマー氏によると、同社が販売を開始する漁網リサイクル3Dプリンターフィラメントに関しては、特に宣伝広告などをしていない状態で、世界中の3Dプリンターユーザーから問い合わせがきているという。

ファルコマー氏は、「我々のリサイクルフィラメントは、顔料などの添加物をまったく加えていない100%リサイクルされたフィラメントです。漁網は漁師から直接仕入れており、仕入れてすぐにフィラメントにリサイクルしています。我々が漁網をフィラメントにリサイクルしないと、漁網はそのままごみ埋め立て場へ送られてしまいます。我々は、我々と価値観を同じくする世界中の3Dプリンターユーザーに販売してゆきたいと考えています」とコメントしている。

3DPrintz Limitedは2016年設立。PLA、PETG、ABSなどのポリマー系フィラメントに加え、各種のエコフレンドリーな3Dプリンター用フィラメントを販売している。同社は、アメリカの天然フィラメントメーカーのアメリカズ・ミッドウェストのシュロップシャーにおける販売代理店も務めている。