ブルーオリジンが世界で二番目の民間宇宙旅行に成功

Amazon創業者ジェフ・ベゾス氏が設立したロケット製造・宇宙旅行企業のブルーオリジンが、世界で二番目の民間宇宙旅行に成功した。先日世界初の民間宇宙旅行を成功させたリチャード・ブランソン氏率いるヴァージン・ギャラクティックに続く快挙となった。

ブルーオリジンの宇宙旅行に参加したのは、ジェフ・ベゾス氏と弟のマーク・ベゾス氏、オランダの18歳の高校生のオリバー・デイメン君、元女性宇宙飛行士訓練生で82歳のウォーリー・ファンクさん。今回の宇宙旅行の成功により、オリバー君は史上最年少の宇宙旅行経験者に、ファンクさんは史上最年長の宇宙旅行経験者となった。

打ち上げにはブルーオリジンが開発した再利用型ロケット「ニュー・シェパード」が使われた。「ニュー・シェパード」は、本体やエンジンの一部を3Dプリンターで製造していることで知られる 。

打ち上げから約4分後にロケットが分離され、高度100キロメートルの宇宙空間へ到達。約4分間の無重力状態を楽しんだ後自由落下を開始し、打ち上げから約11分後に地上へ帰還した。

ブルーオリジンは、年内にさらに2回程度の宇宙旅行を計画している。