ベニー・ビュラー氏がVelo3DdのCEOを辞任

ベニー・ビュラー(Benny Buller)氏がVelo3DのCEOを辞任する。現地時間の2023年12月18日付けで有効となる人事差配書には、ビュラー氏は同日Velo3dのCEOを退任し、直ちに一部の営業譲渡などを含む株主と投資先との調整業務にあたるとしている。

ベニー・ビュラー氏のCEO退任について、Velo3dの取役会会長のカール・バス氏は、「9年にも及ぶ彼のVelo3dへの貢献について私は大きく評価させていただきたいと思います。彼の指導力無くしては、VELO3Dが環境変化が著しいアディティブ・マニュファクチャリングの世界でテクノロジーリーダーのポジションを獲得することはできなかったでしょう。しかし、Velo3dが直面している経営課題はどれも困難な物ばかりで、取締役会は、ビュラー氏を交代させることで、いくつかの事案に対してはソルーションが得られるのではないという期待があったのかもしれません。」とコメントしてる。

Velo3Dのメタル3Dプリンターは、主にロケット製造などの航空宇宙産業セクターで広く使われている。同社の顧客にはスペースX、ハネウェル、ブーム・スーパーソニック、クロマロイ、ラム・リサーチなどが含まれている。