ストラタシスの取締役会がスリーディーシステムズとナノ・ディメンションの買収提案を再度拒否

ストラタシスの取締役会がスリーディーシステムズとナノ・ディメンションの買収提案を再度拒否した。スリーディーシステムズはストラタシスの株主に対し、ストラタシスの株式1株を現金7.50ドルとスリーディーシステムズの新株1.2507株で買取る提案をしていた。また、ナノ・ディメンションもストラタシスの株主に対し、ストラタシスの株式1株を現金18.00ドルで買取るとしていた。

ストラタシスの取締役会はストラタシスの株主に対し、スリーディーシステムズとナノ・ディメンションによる買収提案をいずれも無視するよう改めて提言している。取締役会による提言に法的拘束力はないが、株主に対して一定の影響を与えるものと想定される。

スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブスCEOは、「スリーディーシステムズの取締役会は、スリーディーシステムズと合併することを拒否するという尋常ではない意思決定を行いました。これは両社の株主の利益を大きく損なう行為です。ストラタシスの取締役会は両社が合併することの価値を理解しておらず、デスクトップメタルとの合併という価値を毀損する行為に対する市場の心配を無視しています」とコメントしている。