マントルが2500万ドルの資金調達に成功

サンフランシスコに拠点を置く精密メタル3Dプリンターメーカーのマントルが、2500万ドル(約27億5000万円)の資金調達に成功した。出資したのはファイン・ストラクチャー・ベンチャーズ、ファウンデーション・キャピタル、ハイパーサーム・ベンチャーズ、フューチャー・シェイプ、コラゾン・キャピタルなどのベンチャーキャピタル。バリュエーションなどの詳細については明らかにされていない。

マントルは、調達した資金をハードウェア・ソフトウェアの開発、製造チームの増強などに投じるとしている。なおマントルは、今年2021年2月にもベンチャーキャピタルなどから1300万ドル(約14億3000万円)の資金を調達している。

マントルは2015年にスタンフォード大学出身のジェームズ・グローブズ、スティーブン・コナーらが設立したメタル3Dプリンターメーカー。マントルのメタル3Dプリンターは、ツーリングや射出成形用モールドの製造などに使われる。

マントルに出資したファウンデーション・キャピタルのジェネラルマネージャー、スティーブ・ヴァサロ氏は、「マントルは、4500億ドル(約49兆5000億円)規模とされるツーリング市場において非常に有利なポジションに位置しています。彼らの技術により、ツーリングにかかるコストと時間を大きく削減できるようになるでしょう」とコメントしている。