オランダに世界初の「3Dプリント住宅工場」が開設 https://innovationorigins.com/europes-first-industrial-3d-concrete-printing-facility-is-located-in-eindhoven/

オランダに世界初の「3Dプリント住宅工場」が開設され、話題を集めている。

オランダのアイントホーフェンに「3Dプリント住宅工場」を開設したのはオランダの大手建設企業のウェバー・ビーミックス社とBAMインフラ社を中心としたコンソーシアム。工場内に設置された大型のコンクリート建設3Dプリンターを使い、住宅や橋などの建設を行うとしている。

「3Dプリント住宅工場」では現在、オランダのノード・ホランド市からの依頼で市内に設置される四つの橋を建設している。また、アイントホーフェン内に設置予定の5軒の住宅も建設している。

現在、住宅などを建設3Dプリンターで建設する機運が世界的に高まっているが、ほとんどのケースが建設現場に大型3Dプリンターを持ち込んで建設する仕組みになっている。「3Dプリント住宅工場」で住宅などを建設し、現場へ移送して設置することで建設コストと作業時間を大幅に削減できると関係者はコメントしている。

「3Dプリント住宅工場」を開設する計画は、南カリフォルニア大学のコシュネヴィス教授率いるコンツアー・クラフティングプロジェクトでも進んでいる。コンツアー・クラフティングプロジェクトでは、工場で住宅のパーツを製造し、建設現場に移送して組み立てる仕組みを構築している。