スペクトロプラストがシードファンディングで138万ユーロを調達

シリコン3Dプリンティング・サービスビューローのスペクトロプラストが、シードファンディングで138万ユーロ(約1億6500万円)を調達した。調達した資金は製造施設の拡大などに使うとしている。

投資したのはドイツのクレイリングに拠点を置くテック系ベンチャーキャピタルのAMベンチャーズ。出資比率や一株あたりのバリュエーションなどの情報は明らかにされていない。

スペクトロプラストへの投資について、AMベンチャーズのヨハン・オバーフォファーCTOは、「スペクトロプラストはアディティブ・マニュファクチャリングの世界にシリコン3Dプリンティング技術をもたらしましたが、タイミングが非常に良いです。シリコン3Dプリンティングは現在、主に医療の領域で活用されていますが、医療以外の領域でも膨大な需要が存在し、マーケットの可能性はとてつもなく大きいと考えています」とコメントしている。

スペクトロプラストは2017年設立。独自開発したVATポリマライゼーション技術を使ったシリコン3Dプリンティングサービスを提供している。同社の3Dプリンティングサービスは、硬度A0からA80まで対応し、「すべてのカラー」を出力できるとしている。