レニショーがコブラ・エアロと業務提携契約を締結

イギリスの工学・科学技術メーカーのレニショーが、米ミシガン州に拠点を置くエンジン部品メーカーのコブラ・エアロと業務提携契約を締結した。契約によると、同社は共同で航空機とオートバイ用エンジンをアディティブ・マニュファクチャリングで製造するとしている。

業務提携契約の締結について、コブラ・エアロのショーン・ヒルバート社長は、「製造業の最先端に位置し続けることはコブラ・エアロにとって重要なことです。アディティブ・マニュファクチャリングに投資することで、高い付加価値を持つ新製品やツールを少量生産することが可能になります。製造時間をスピードアップし、従来のサブストラクティブ・マニュファクチャリングでは実現できなかったデザインのものを製造することもできるようになります」とコメントしている。

コブラ・エアロはレニショーのAM400システムを導入し、無人飛行機用エンジンのシリンダーなどの複雑な形状のパーツの製造を行うとしている。

レニショーは測定、ポジションエンコーダ、ラマン分光測定装置、歯科用CAD/CAM、 脳神経外科用装置の分野における世界的なリーダーで、日本を含む30ヶ国以上に研究開発、製造、販売、サービス拠点を設置している。