マテリアライズが2019年度第二四半期決算を発表

ベルギーの3Dプリンティング・サービスビューロー・3Dプリンティング関連ソフトウェア開発のマテリアライズが、2019年度第二四半期決算を発表した。同期間中の売上は4840万ユーロ(約58億円)で、前年同期比で7.4%の増加となった。第一四半期を含めた今年上半期の売上は9550万ユーロ(約114億6千万円)で、前年同期から660万ユーロ(約7億9200万円)増加した。

セグメント別では、マニュファクチャリング事業の売上が2450万ユーロ(29億4千万円)で、最大のシェアとなった。メディカル事業の売上は1450万ユーロ(約17億4千万円)で、前年同期比で17%増加した。ソフトウェア事業の売上は930万ユーロ(約11億1600万円)で、前年同期から微増した。

同期間中の営業利益は3600ユーロ(約432,000円)で、前年同期の928,000ユーロ(約1億1136万円)から大きく減少した。

メディカル事業の売上が増加した理由として、マテリアライズは同社が開発していた循環内科用3Dツールキットが米国FDA(食品医薬品局)の承認を取得し、販売が開始されたことなどを挙げている。

マテリアライズは1990年にウィルフレッド・ヴァンクラインが設立したベルギーで最初の3Dプリンティング・サービスビューロー。アディティブ・マニュファクチャリングの世界では老舗企業として知られている。