Formnext 2021がハイブリッド方式で開催か

毎年ドイツ・フランクフルトで開催されている世界最大規模のアディティブ・マニュファクチャリング関連展示会のFormnext 2021が、ハイブリッド方式で開催される計画が明らかになった。発表によると、今年のFormnext 2021はフランクフルトの展示会場で、11月16日から19日までの4日間開催される。一方で、昨年開催されたFormnext 2020 Connectと同様のバーチャル展示会も同時に開催される。

Formnext主催者のメサゴ・メッセ・フランクフルトGmbHのサシャ・ウェンズラー副社長は、「昨年のFormnext 2020 Connectに出展された企業や来場者からのフィードバックを検証したところ、やはり対面での面談が重要であることを再認識しました。出展者も来場者も会場を訪れて、実際に会話をすることを望んでいるのです。バーチャル展示会は代替手段であり、実際の展示会そのものではありません」とコメントしている。

Formnext 2021は、新型コロナウィルスの感染防止のため、来場者数を法律が定める基準まで限定する。また、出展者に対しては、今年6月までの出展キャンセルを無料とする特別措置がとられる。

新型コロナウィルスの世界的な感染拡大により、昨年開催予定だったFormnext 2020はオンラインでの開催が中止となり、オンラインでの開催を余儀なくされた。昨年は、アディティブ・マニュファクチャリング・ユーザー・グループ年次総会やアディティブ・マニュファクチャリング戦略会議などの展示会も開催中止となった。